思い出の香りと ~夏野菜のぬか漬け~
夏!
今年も暑い!
雨続きで、もしかしたら夏がなく秋の長雨に突入してしまうのか…と思いましたが、しっかりと暑い夏がやってきました。
雨で倒れかけた向日葵も、今は太陽に向かって咲いています。
暑くなると食べたくなるものの一つが胡瓜の糠漬け。
ほかのお野菜もおいしいのですが、定番の胡瓜が我が家ではダントツ人気です。
(というか、他はあまり食べてもらえない・・・)
胡瓜が沢山採れるようになってきたら仕込み時。
今年は、エルフの庭でもお世話になっていたけんちゃん農場の陽子さんから頂いた米ぬかを使いました。
けんちゃん農園は自然栽培でお米を育ててくださっている貴重な農家さん。
お客様も玄米での注文が多いため、米ぬかも貴重です!
ありがたい~。
まずは乾煎りから。
ゆっくりじっくりと。
しばらくすると香ばしい良い香りがしてきます。
この香り。思い出すのは祖母のこと。
小さな頃、便秘の時には ’’炒った香ばしい謎の粉’’ を祖母から食べさせて貰っていましたが、大人になって糠床を作り始めて炒り米糠だったんだと気がつきました。
他にも、枇杷の葉エキスとか当時は謎の物体(笑)だったものが香りの記憶から正体が判明していっています。
作る時の目安に
↓
【 糠床 】
* 煎り糠 500g
* 塩 100g
* 水 250cc
* 昆布 5センチ角くらい
* 鷹の爪 1本
①米糠は鍋で乾煎りする。
(サラサラと塊がなくなるように。焦げないように。)
②水を沸かし塩を入れてよく溶かす。
③冷めたら①、②を混ぜ、昆布、鷹の爪小さく切ってを入れる。
最初は煎り糠の香りですが、発酵すると爽やかな香りが加わります。
1度、キャベツの外葉などで捨て漬けしてからお使い下さい。
我が家は夏の間は冷蔵庫で保存しています。
(少々、お手入れを忘れてしまっても大丈夫なように…)
水分が多くなると糠床の微生物のバランスが崩れ香りが悪くなったり、塩分が少なくなると腐敗してしまったりします(>_<)
適時継ぎ足ししていくと長くおいしいお漬物が楽しめます。
日本に伝わる発酵食品の糠漬け。
熟成された糠床には植物性の乳酸菌が多く含まれ、腸内の環境を整え免疫力を上げる効果も。
夏の疲れやすい時期にぜひ召し上がってくださいね。
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